体脂肪はたたいてももんでも意味がない。サイズダウンは水が移動しているだけ

人気の痩身マッサージ。ベッドに寝そべって、体をもんだり叩いたりしてもらうだけで、みるみるサイズダウン。なんてうまい話には乗らないこと。

外からの刺激で体脂肪は減らないし、足やせは「水移動」しただけだから30分〜1時間でリバウンド。人生ラクじゃない。

脂肪もみだし」「リンパを流す」「マッサージでみるみるサイズダウン」「マシーンで脂肪をメラメラ燃やす」 。エステ業界ではあいかわらず、もんだり叩いたりして脂肪を減らす、という触れこみの施術が大人気。

しかし、脂肪が減るのは体内での化学反応で、外からの物理的な刺激ではビクともしない。脂肪が燃える、というのは一般に、中性脂肪トリグリセライドが、脂肪酸とグリセリンに分解されることを指す。同じ運動を同じ時間行った時には、筋肉量の多い人の方が少ない人よりも、より多くの脂肪を消費できる。がその運動もよほど激しく長時間しないと、メラメラにはほど遠い。

たとえば腹筋運動で脂肪を燃やすには、何千回もやる必要がある。マッサージでサイズダウン! というのも、単に水が移動しただけ。太ももやふくらはぎは、20分ほど集中マッサージするとすぐ1〜2cm細くなる。これは細胞間の体液が散った「移動」の結果で、1時間はどでもとに戻ってしまう。またサウナに入ると1〜2kgすぐ「やせる」が、これも水を飲むと体形は元に戻ってしまう。

人の体は無数の細胞で構成され、細胞内には塩分を含んだ溶液が含まれる。その塩分濃度によって、体の水分の比率が決められる。細胞内の溶液には浸透圧があり、細胞膜(細胞の外周壁)を通して水分が塩分濃度の少ない所から多いところへ移動する。そうやって細胞内の塩分比率は、水分量の調節により一定に保たれる。サウナで体重が減るのは「汗をかくことによって、体の細胞内から水分が失われる」せいだが、そうすると細胞内の塩分濃度が濃くなるから、水を飲むとすみやかに細胞内に水分が補充されて元どおり。「やせる」のは、本当に大変なことである。

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posted by diet at 17:11 | Comment(0) | ダイエット知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする